forHD25typeBの効果を現場で検証

クラブ情報誌として名高いクラベリアに「YAXI forHD25 typeBをBIM ONE PRPDUCTION,HABANERO POSSE,DJ SKYFISHが検証」という記事が掲載されております。

http://www.clubberia.com/ja/interviews/686-YAXI-Bim-One-Production-Habanero-Posse-Skyfish/

 

今回ここで改めて「for HD25 typeB」を彼ら三者がどのような形で実験したのかをイベントレポート+インタビューという形でお届けします。

 

special thanks:east audio inc(sound slugger主催),kentaro takaoka(記事),naoki seo(写真),bim one production,habanero posse,skyfish and all friends!

YAXI forHD25typeBの効果を現場で検証

『Eass Special Session』

巨大なサウンドシステムの爆音の環境で、イヤーパッドforHD25typeBの効果は発揮されるのか? 代官山Unit、Saloon、Uniceの3会場に3サウンドシステムを導入したパーティ、Sound Sluggerは2014年12月に開催された。国内のベース・ミュージックのアーティストが集結し、UKレゲエ・ダブ・シーンの第一人者Mad Professorが招かれ、低音好きには格別のイベントとなった。そのイベント内の特別企画として行われた『Eass Special Session』。Eastaudioのサウンドシステムの特性を生かしたエクスクルーシヴなDJセットを、Bim One Production、Habanero Posse、Skyfishの3組が披露した。この日のためにメインフロアへと搬入された高さ3メートル、幅10メートルのサウンドシステムからは、内臓を震わせる圧巻の重低音が鳴り響く。DJブースにまで届く爆音からモニタリング環境を守るため、DJたちはYAXIのイヤーパッドに交換したヘッドフォンを使って、実際の遮音性の効果を確かめた。

深夜0時から始まった『Eass Special Session』の一番手は、得意のレゲエ/ダブを軸にする自作曲を中心にプレイしたBim One Production。この日のためにマスタリングし直したエクスクルーシヴなダブを連投し、人々が集まり始めたフロアを徐々に温めた。次にプレイした Habanero Posseは、ヒップホップ・テイストが若干強めの、ローを意識したトラックをプレイ。ここぞとばかりに強烈なベースのみが10秒以上振動し続けるトラッ クをプレイし、フロアでは呆然と立ち尽くす人々が発生した。ラストのSkyfishは、軽快なUKファンキーやレイヴィーなシンセフレーズが印象的なベー ス・ミュージックをプレイし、登場からフロアから歓声が上がった。

Bim One Production

レゲエのリズムの進化を促すエレクトロニック・レゲエ・リズム・プロダクション。メンバーにRub-A- Dub Marketのサウンドの要であるe-muraと、DJ兼トラックメーカーである1TA a.k.a. DJ 1TA-RAWが在籍。 「世界基準のサウンドシステム・ミュージック」をコンセプトにドスの効いたサウンドを提供、主に海外のレゲエ・アーティストとのコラボレーション、Remixなど様々な形で作品を生産。最新のサウンドシステムを導入したパーティ「Bim One Session」も不定期で開催中。

Habanero Posse

BINGOとGUNHEADによって“SEXY BASS & DIRTY GHETTO MUSIC”を掲げ、2011年に結成したDJ/プロデューサー・ユニット。のちにグラフィックメンバーとして水谷慎吾が加入。さまざまなジャンルの核となる部分を飲み込み消化するが故にジャンルは住所不定のオリジネーターであり、多様かつ膨大な音源のアーカイヴを組み合わせて現場対応させる国内随一のオールラウンドプレイヤー。世界最大のBASS MUSIC FES の日本版「OUTLOOK FESTIVAL JAPAN LAUNCH PARTY」にて開催された、日本初のBASS MUSICを基本としたサウンド・クラッシュでは、初回(2012)、二回目(2014)と圧倒的なプレイで連覇を果たし殿堂入りを達成。


Skyfish

10代の頃から作曲を始め、東京・ロンドンを中心に活動していた電子音楽レーベル"19頭身"のメンバーとしてラップトップ一台で様々な国をDJとしてツアーした経験を持つ。JUNGLEやDUBSTEPといったレゲエを基にしたベースミュージックへの造詣が深く、現在は東京を中心にPRODUCERやDJとして活動中。

〜DJはヘッドフォン内で何を聴いているのか?〜

国内のクラブミュージック・シーンでは、まだ馴染みの少ない「リパッド」。『Eass Special Session』で初めてリパッドに触れたDJもいた。そこで、DJは何を意識しながらモニタリングをしているのかを訊きながら、リパッドの重要性を検証 する意見交換の場を設けた。イベント終了後、Bim One Production(e-mura、1TA)、Habanero Posse(Bingo、Gunhead)、Skyfishの5名に集まってもらい、普段あまり話題に出ることの少ないモニタリングの感覚を共有。DJご とに異なる意見が出て、興味深い結果となった。

――リパッドの重要性を理解していただくために、まずはDJプレイ中のモニタリングについてを、さまざまな現場を体験されているみなさんならではの視点で聞かせていただけたら。

Gunhead:ヘッドフォン内の音は、ミキサーで調整してあんまり音が大きくならないように気を使っていますね。長く使うと耳が悪くなりそうなのもありますし、音が小さいほうがいろんな音が綺麗に聴こえる/音が全部聴き取れるという範囲内の一番小さい音にしています。環境によって変わりますが、曲によってヴォリュームをいじることが多いですね。

Bingo:俺は多分ヴォリュームが大きい。(被っている)ハットとかがずれてきちゃうんで。

e-mura:俺は外音を気にしたいタイプなので、そこまで神経質になっていない。けっこうヴォリュームを大きめにするタイプ。ヘッドフォンを外しているときが多いですね。

1TA:自分も外音を気にするタイプなんで、あんまり大きくしないですね。

Skyfish:俺はヘッドフォンの音をけっこう大きめにしちゃって頭だけ合わせて、外音にミックスするときはレベルメーターを見ている。元々トラクターでDJを始めたので、目で見て合わせてる。

――曲同士のBPMを合わせるときは、スネアやキックなどで音で合わせる基準はありますか?

Gunhead:曲によって違いますね(笑)。

e-mura:俺はキックかな。キックを重要視したいから。

Skyfish:俺は2拍目でミックスすることがある。スネアの時もあるし、キックの時もあるし、ハットの時も。2拍目だと入ってからでもできるから。頭(1拍目)だとフィル・インで構えなきゃいけないからテンパる、みたいな。

1TA:そっちのほうが正確性がありそうですね。

Gunhead:すごくヒップホップ的な(笑)。僕らはふたりなんで、(2人分の場所を取るので)DJブースにいるとモニタースピーカーに近付いてしまう。僕は左側に立っているので、モニタースピーカーがすごく近いんで、左耳が超痛くなるんですよ。だから、左耳にヘッドフォンをしているんです。

Bingo:立ち位置によって、ヘッドフォンの場所も変わってくる(笑)。

e-mura:(利き腕のような)利き耳もあるのかな?

Gunhead:あるっぽいです。僕は左です。感覚違いますよね。

Skyfish:聴力検査に行った時に、どっちも聴力が変わらないんだけど「片側の鼓膜が奥に行っている」って言われて。確かにリズムがズレやすいほうが、奥に行っている耳の方で。

e-mura:そういうのあるんだ(笑)。

――Bim Oneはふたりでプレイしていますが、ヘッドフォンはどうしています?

1TA:交代の際に、抜き差ししていますね。結構アナログで(笑)。 曲が終わったあとに抜くの忘れたりして(笑)。

e-mura:トリッキーなことをするわけじゃないので。レゲエだから。

――DJミキサーによってヘッドフォン内の音が変わりますか?

Gunhead:ミキサーによってヴォリュームの出力が全然違いますね。パイオニアに慣れちゃってますね。ミキサーのEQとか操作性は、基本的にDJM800、900と同じ感じにして欲しいぐらいに慣れちゃっていますね。モニタリングもありますし、出音もありますし、変わりますね。

Skyfish:Sound Sluggerの時、サウンドシステムが巨大なモニタースピーカーみたいな感じでしたね。外音って、コンプ掛かってたりである程度変わってくるけど、スタジオモニターのデカい版みたいな感じで、EQをちょびっといじっただけで音が変わるっていう。

――ブース内でモニタリングしていた音と、出音がぜんぜん違うということはありますか?

e-mura:(DJなら)わかってなきゃいけないところだよね。

Gunhead:最近は音源を聴いて、ある程度どういった感じで鳴るっていうのは把握できるようになってきたんです。

――ヘッドフォン内と、空間がある場所で響いている感じは?

Bingo:基本別モノと思っているんで。実際にDJしている時に自分はフロアにいないので、ブースモニターで合わせるしかないというか。音のディレイもあるので。ブースモニター内の基準でプラスなのかマイナスなのか相対的にみるという。フロアとブースモニターを相対的にみるっていうのは自分にはないですね。

――今回のSound Sluggerの爆音の環境で、ヘッドフォンにYAXIのイヤーパッドを付けて、プレイした感想はどうでした?

Gunhead:やりやすかったですよね。

e-mura:ノーストレスって感じだよね。

1TA:遮断性あったよね。圧の具合のハマり具合も良かったけど。厚み、いいですよね。肉厚感。

e-mura:安定感、フィット感。今回はAIAIAIのヘッドフォンで使っても軽いし、ずっとハメててもストレスがなかった。

Gunhead: もともとHD25を使っているんですけど、すごく側圧が強いんですよ。密閉度が他のヘッドフォンより高いなって。それもあって、ローなど聴きたい音の部分 がしっかり聴こえるなと。変に音のどこかを強調しているわけでなく、耳も痛くならない。僕はメガネを使っているので、デフォルトのイヤーパッドだと、耳に 食い込んで超痛くなるんですよ。だけど、YAXIのパッドは柔らかくて肉厚があって、耳の痛さも感じずに出来てよかったと思いますね。

――メガネを掛けている人にはオススメですね。

Skyfish: その厚みがあることと元々ヘッドホンが軽いので、付けっぱなしにしててもそんなに邪魔にならないし。それと側圧の関係で、デフォルトだとドライバーと耳の 距離が近い。YAXIのイヤーパッドを付けると、少し距離が生まれて、使ってみて距離があるほうがいいと思った。ほんの少し離れるだけで、結構変わります よね。既成のイヤーパッドではディティールが聴こえづらいから音量を上げてエッジのところでミックスする感じと違って、距離があるから少し音量が小さくて も聴こえやすくなっているのかなって分析。

Bingo:ヘッドフォンの位置と、耳との距離をずらしたりして、音量を調整していますね。

e-mura:みんな癖があって面白いですね。僕らはずっと外していたい、外音が聴きたいってタイプなんで。

――今までで他のパッド交換したことある方は?

Skyfish:オーディオテクニカのSX1をYAXIのに替えた。表面の素材が耳にくっつくようになって替えて。みんな替える理由はそれじゃないですかね? 表面の黒いやつが剥がれて、みたいな。

Gunhead:イヤーパッドを変えて音が本当に変わるの?と思っている人多いと思いますね。リパッドしてからぜんぜん音の取り方が良いですし、疲れない。あと、もし見た目以外の変化が伝わると、買う人増えると思います。それと、家のスピーカーを変えて感じたんですけど、要はヘッドフォンを変えることはスピーカーを変えるのと同じじゃないですか。実際にちゃんとした音の位相だとかをしっかりするには部屋の調律が必要で。イヤーパッドってそれと同じ役割だと思うんですよね。

 

実際にリパッドしたヘッドフォンと、既成品のヘッドフォンを改めて聴き比べてもらった。

――では、今から実際にリパッドしたヘッドフォンと、既成品のヘッドフォンを聴き比べてみてもらいますが、感想はどうでしょう?

Skyfish:外音の入り具合がぜんぜん違う。今聴いてたら、元のヘッドフォンのほうが「外音と曲」なんだけど、リパッドしたほうが「音楽だけ」って感じ。鳴った瞬間、持ってかれるっていうか、パッと集中できる。

Gunhead:装着感が全然違いますね。耳元におっぱいがあるみたいな(笑)。

1TA:明らかでしたね。付け心地が全然違うし。密閉もすごいし。低音も心なしか、ふくよかな広がりが出て聴こえますね。今後も使いたいですね。

Bingo:付け心地の違いは歴然として。「ぜんぜん違うわ」ってわかるくらい、音が大きく聴こえたんですけど。

e-mura:同じくなんですけど、音の立ち方が違うなっていうのと、このまま付けっぱなしで寝ちゃっても安心(笑)。ノーストレス。

Gunhead:音的にもデフォルトのに比べてクッキリ聴こえるのがありますね。遮音性高くなって音が大きく聴こえるのもありますけど、ローの方もけっこうちゃんと聴こえたなって。音がスッキリしたっていうのがありました。


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